Cafe-Rekisikanのブログ

玉島歴史館喫茶室でコーヒーを飲みながらおくつろぎを

北前船の水夫と玉島湊の人々

9話・10話では北前船入港の様子が生き生きと描かれています。
このときは綿問屋ばかりでなく、飲食店・風呂屋遊郭などの稼ぎ時。
その様子が手にとるように浮かんできます。こうやって遊んだ水夫たちは
最終地の大阪で船を降りてふるさとの北陸へ戻っていきます。春先までの短い休暇を
家族とともに過ごした後、再び大阪へ戻っていったのです。歴史の中には一人の
武将や偉人・文化人が登場しますが、こういった無名の庶民が過酷な生活の中で
明るく生き抜いていたことも歴史を支えるファクターのひとつなのでしょう。