Cafe-Rekisikanのブログ

玉島歴史館喫茶室でコーヒーを飲みながらおくつろぎを

縁側で見つけた夏の終り

先月の今頃だったかなぁ、縁側で静かに夏のおわりを悟っている一匹の虫がいました。

私はそのきれいな昆虫を飽きもせずただじっと眺めていました。彼は私が近づいても逃げもせず床板にしがみついていました。何が起ころうと騒がずじっと構えているその勇姿に感動した私はスマホのカメラを向けてこう言いました。

「お前はもうまもなく死んでしまうだろうが、お前の何事にも動じないその勇姿をこの世にとどめてあげよう」

それからしばらくして彼はいなくなってしまった。夏の終りが近づき始めた頃のお話。

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カブトにしてはやや小型かな